あなたはどっち? 得してるお客さんと損してるお客さん

良いお客さんになればもっと良い施術を受けられる

施術者だって人の子です。どうしたって好きな人、嫌いな人がいます。
好きなお客様を担当した時は、特に意識をしなくても自然と心のこもった丁寧なマッサージをするでしょう。
嫌いなお客様を担当した時は、どんなに頑張っても多少は腕が落ちるものです。

同じ金額を払って受けるなら、施術者の方に好かれるお客様になって受けたほうが絶対に得です。
マッサージに限らず、技術者の方に何かお仕事をお願いするときはきっと同じだと思うのですが、イヤイヤやる仕事と自分から一生懸命する仕事では差が出るものです。

あなたはどっち?_また来ないかな

では、具体的にどんな人がマッサージ屋さんに好かれるのでしょうか?
ほとんどのマッサージ屋さんは人を癒してあげるのが好きな人達です。だからこそ、この仕事を選んでマッサージ屋の仕事をしているのです。
だから特別な人である必要はないのです。
普通の人は、ほとんどみんなマッサージ屋さんに好かれているはずです。
でも、さらにマッサージ屋さんが好きになって、一生懸命仕事をせずにはいられなくなる人というのがいます。

疲れた理由を話してくれる人

同じ施術をするのでも、どうして疲れたのかを知っている相手のほうが親身になれます。
「昨日、近くに引っ越ししてきてね。引越し作業でもう腰が痛くって。。。
そう言われたら、一生懸命腰を揉みたくなってしまいます。

「左の肩が上がらないんですよ。このへんまであげると。。イタタタタ。。」
なんて言われたら、少しでも痛みがすくなくなるように何とかしてあげたいって思うのがマッサージ屋です。

もちろん、ホントに疲れた時は喋るのだっておっくうで、お金を払ってるのはこっちなんだから、黙って受けたいよ、と思う人もいると思います。
でも、マッサージが始まる前にちょっとだけ担当の人に自分の状況を話してあげてください。
無駄な話はいらないんです。どこが疲れているのでやって欲しいのか。そしてどうして疲れちゃったのか

そのほんの一言二言で、施術者の気持ちにスイッチが入るんです。
そして、受け終わった後にはきっと身体がラクになっていることでしょう。

初めての人よりも、2回目の人

「一見さんお断り」なんて言うつもりはないんです。
マッサージはそんな敷居の高いものじゃないですからね。
でも、やっぱり一度でも身体を触ったことのある人のほうがより上手に施術が出来るものなんです。

初めてのお客様だと、「どんな身体かな?」
ってさぐりながら施術をすることになります。
もちろん「どこが疲れていますか?どこかお怪我していたり触られたくないところはありませんか?」と初めに聞くのが基本です。
でも、それを聞いたうえでも初めてのお客様だと施術者は緊張しているものです。
お客様に「あぁ、大丈夫大丈夫。どこも悪くないから」と言われていても、いざ施術をすると「あいたたた。そこは触らないで。先月手術したんだよ」なんて後から言う人は結構多いんです。
また「肩が疲れてるからたくさんやって」と言われても触ってみたら肩よりも腰のほうがすごいことになっているなんてことも多々あります。
必ずしもご本人の自覚が正しいとは限らないからです。




だからやっぱり初めてのお客様の時には慎重に施術をするものです。
そして、2回目以降は一度やって分かっているわけですから、初めての時よりもよりお客様に合った施術が出来ます。
また、いつも通ってくださっているお客様が普段と違う疲れ方をした時には「今日はいつもと違ってずいぶん足が疲れていますね」
なんて、話しかけたりするものです。
そうすると、
「昨日、めずらしく山に登ってね。だからクタクタなんだよ」
なんて情報を引き出せたりします。そうやってより良い施術が出来ることにマッサージ屋は喜びを感じるものです。

一見さんだって大歓迎です。
でも、常連さんのほうがより上手に揉めますよということなんです。

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